2015年10月20日

東北支援 ミニレポート(8月9日 仙台・シーサイドバイブルチャーチ)

今回は、竹下静が単身でコンサート奉仕にでかけてまいりました。

「午前中はシーサイドバイブルチャーチでコンサート礼拝。震災時の津波で会堂が根こそぎ流されましたが、喫茶店の仮会堂も引き払い、この7月から市民センターを借りて礼拝をされています。
新たな教会用地では、現在は基礎工事まで終了。輸入の建築資材がまだ届かず、会堂の建築はまだこれからとのこと。一つ一つ課題を乗り越えながら、取り組んでおられました。また新しい会堂にも歌いにきます!
午後は、シーサイドチャペルでも支援していた仙台港背後地仮設へ。2年振りに、夏のバーベキュー大会で歌いました。自治会長さんや住民の方も覚えててくださって嬉しかったです。
ここの自治会は、秋には閉じるそうで、これがここでの最後のコンサートになりそうです。
ちょっと淋しいですが、復興が進んでることは喜ばしいこと。
また何かの形でお会いすることができたらなぁ…と、これからの導きに期待しています。」(静)

11月には南相馬の原町聖書教会へ参ります。
被災地では、東京五輪による建設資材や労働力の不足、価格高騰も懸念されておりますが、地域の復興、教会活動のためにも、引き続き、お祈りください。
11062790_922940334439056_3008546207633496284_n.jpg新会堂用地にて

11828636_922940401105716_5906912931045829023_n.jpg仙台港背後地仮設の屋外イベントにて

ラベル:東北
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2015年05月27日

東北支援報告 第10号 2015年3月報告

いつもご支援とお祈りありがとうございます。
この3月は石巻祈りの家に義捐金をお届けし、被災地コンサート、礼拝奉仕を行なって参りました。
3月11日は、「石巻・登米・南三陸・気仙沼合同 3.11東日本大震災追悼記念会」に
賛美ゲストとして竹下静も出席させていただきました。

また、聖望教会においては、福島第一原発から5km地点を視察してきた
クリスチャン画家によるミニ展示会「フクシマを描く」も開催されました。

詳しい活動報告は、PDF版にてご覧ください。


細くとも長く、引き続き、支援は継続して参ります。
今後とも、ご支援とお祈りのほど、よろしくお願いいたします。



posted by seibou at 14:03| 東北支援 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月24日

東北支援報告 第9号 2014年下半期

いつもご支援とお祈りありがとうございます。

仙台のシーサイド・バイブル・チャーチでは、流された会堂に代わって、新たな
会堂を立て上げるべく、一歩一歩、前へと進んでいらっしゃいます。

南相馬の原町聖書教会では、原発の放射線による影響で地域復興は、
まだまだの段階ですが、明るく教会活動を継続中です。
また今回のレポートに含まれていませんが、石巻でも仮設住まいの方を
中心に物質的、精神的な支援を継続していらっしゃいます。

その他にも、竹下静が被災地でのコンサートを行なっております。

各地域ごと、必要とされるものも変わってきているようです。
今後は、地域の必要に合わせて支援を継続していく所存です。

引き続き、細くとも長く、東北の地へ訪問させていただく予定です。
お祈り、ご支援、よろしくお願いいたします。


ラベル:東北
posted by seibou at 19:07| 東北支援 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月13日

東北支援報告 第8号 2014年上半期

いつもご支援とお祈りありがとうございます。

震災から3年が経過していますが、復興には被害状況、経済力、地域によっても格差があるようです。

 
以下は、1月から5月に行ってまいりました支援している単立三教会のご報告です。

その他に竹下静が仙台、石巻、気仙沼、山田町(岩手)などでの被災地コンサートを行なっております。

引き続き、細くとも長く、東北の地へ訪問させていただく予定です。



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2013年12月24日

東北支援報告第7号 2013年下半期

いつもご支援とお祈りありがとうございます。

震災から2年半、従来の単立三教会への支援から関係も広がり、他の教団・教会による仮設住宅コンサート活動にもつながっております。

被災地は、まだ復興中です。引き続き、ご支援、よろしくお願いいたします。

>>> PDF版 東北支援レポート第7号 

■2013 年6〜12 月活動報告

6 月21〜24 日 石巻市他 パク・カンシク、Migiwa、竹下 静による被災地コンサート。(協力:単立・石巻祈りの家他)
7 月6 日 宮城県 山元町 みなし仮設住宅の集会所コンサート(企画:保守バプ・船岡聖書バプテスト教会有志)
8 月10 日 宮城県名取市閖上(ゆりあげ) みなし仮設の集会所コンサート(企画:保守バプ・船岡聖書バプテスト教会有志)
8 月11 日 仙台市 単立・シーサイドバイブルチャペル (内藤智裕師)礼拝奉仕(説教・賛美)、市内仮設住宅でのコンサート。
10 月26 日 石巻市・渡波仮設住宅コンサート (企画: アライアンス・石巻ニューライフセンター)
11 月30 日 相馬市・大野台 仮設住宅コンサート (協力:単立・原町聖書教会/主催・同盟・相馬キリスト教会他)
11 月30 日 南相馬市 単立・原町聖書教会 クリスマス・ホームコンサート
12 月1 日 南相馬市 単立・原町聖書教会 アドベント賛美礼拝奉仕(説教・賛美)

__.JPG■11/30-12/1 南相馬レポート


原発から22Kmにある南相馬の単立・原町聖書教会へ。
11/30には、教会の紹介で相馬市にある仮設住宅でコンサートを行いました。

この仮設は、放射線量の高い飯館村の住民の方が計画避難によって集団入居されています。
来場してくださったのは、ほとんど高齢者の方々。お年寄りがお年寄りの手を引き、また車椅子を押していらっしゃる状態。介護問題も同時に抱えていることが容易に察しがつきます。働き盛り、子供のいる若手世代は外部へ流出、村として機能も失われ、2、3年では帰れないのが実情。放射線による影響は、5年、10年単位の複合的な問題を生み出しています。

 11/30の夜には、原町聖書教会でのホームコンサートの奉仕、12/1にはアドベント賛美礼拝として賛美と説教奉仕をさせていただきました。

3.JPG 昼食の交わりの後には、原発から20km圏内、警戒立入禁止区域となる浪江町との町境にある牧場を視察してきました。
線量計の数値は2.7μSV(マイクロシーベルト)〜4.03μSV。風向きでかなり変わります。我らが市川市が約0.07μSV、新宿が約0.03μSVですから、40〜100倍の線量ということになります。人の居住は許されず、飼育ができないため、牛たちは放たれたままになっていますが、やせ細っていました。

これらが「アンダー・コントロール」の元で行われているのなら、故意もしくは無視と言うことになります。
まずは事実を知ること、伝えること。
決して、その場凌ぎ的な言葉に「コントロール」されてはいけないことを痛感いたします。

来年も引き続き、細くても長く、南相馬、また石巻、仙台、さらに岩手にも活動を広げていきたいと願っています。


■聖望キリスト教会では、被災地にあって、地域に根ざした支援を行う小さな単立教会を中心に復興支援を行なっています。
・経済的援助 ・現地訪問と現地レポート(顔の見える支援・交流) ・教会活動のお手伝い(説教、奏楽、音楽コンサート)

〒272-0034 市川市市川3-37-11 聖望キリスト教会 東北支援係 (教会TEL.047-321-3343 大竹)

郵便振替 00160-7-462934 「ホーリーホーププロジェクト」※通信欄に東北支援と記入 (担当:竹下)

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2013年05月26日

東北支援 第6回(2013年春)報告

■4/20・21 南相馬市 単立・原町聖書教会

原発から22Kmにある原町聖書教会。
20日の夜は、震災前から行われていた教会主催の「スプリングディナー」でコンサートを。近隣の方を招き、地元のレストランを貸切での夕食会です。こうした恒例行事も再開できるようになりました。地域の復興はまだまだ、これからなのも現実。ですが、その中にあっても、皆さん前向きに生活しています。21日は礼拝奉仕を。
写真 (7).JPG

■5/4〜5 石巻訪問
上釜会館被災地コンサート、兄弟団・石巻キリスト教会、単立・石巻祈りの家他

5/4は、津波で被害の大きかった石巻市南部の浦屋敷にある上釜会館でのコンサート。
会館のすぐ裏手には、壊れたままの空き家が残っていますが、
被災当初からサマリタン・パースのベンソン師、祈りの家の阿部さんらが
この地区一帯を救援してきました。
当日のコンサートにも、この地に残って生活をし続ける近隣の方々が集まってくださいました。
写真 (1).JPG

5日は、単立ではありませんが、兄弟団の石巻キリスト教会に初訪問。
信徒さん5〜6人の小さな教会です。震災後、皆さん辛いところも通ってきましたが、
しかし最近、若い長内慶光牧師が赴任され、新しい風が吹き始めていました。
午後は祈りの家がサポートする教会裏手にある仮設住宅でコンサートを。

PDFでレポートにまとめておりますので、ご覧ください。
東北支援130512.pdf

私たちにできることは、限られた、本当に小さなことですが、引き続き、交流、支援をしていきたいと思います。

■今後の東北訪問予定
6月21〜24日 石巻市他 パク・カンシク(サックス)、Migiwa、竹下 静による被災地コンサート。
7月6日、8月10日 宮城県 亘理、山元町付近 仮設住宅でのコンサート。
8月11日 仙台市 単立・シーサイドバイブルチャペル (内藤智裕師) 、仮設住宅でのコンサート。

■聖望キリスト教会では、被災地にあって、地域に根ざした支援を行う単立教会や個人を中心に復興支援を行ないます。

・経済的援助 ・現地訪問と現地レポート(顔の見える支援・交流) ・教会活動のお手伝い(救援奉仕、説教、音楽コンサート)

細くても長く、長期にわたる心の支援が必要です。趣旨に賛同してくださる方は、義捐金にご協力いただけましたら幸いです。
〒272-0034 市川市市川3-37-11 聖望キリスト教会 東北支援係 (教会TEL.047-321-3343 大竹方)

 郵便振替 00160-7-462934 「ホーリーホーププロジェクト」 (担当:竹下 TEL&FAX 047-322-2209)
 (通信欄に「東北支援」と明記してください。現地へ応援の一言もご記入いただければ、合わせてお届けいたします。)
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2013年03月04日

【東北支援】第5回目報告と第6回目訪問予定

いつもご支援、お祈りありがとうございます。

■第5回目の訪問
2012 年12 月7〜8 日に、南相馬 原町聖書教会を訪問してきました。
原発から22kmにある原町聖書教会。10名程度のアットホームな教会です。
今回は、相馬市の仮設住宅でもコンサート奉仕。

相馬市仮設住宅クリスマスコンサート 南相馬市 原町聖書教会 

帰りは雪が降る中でしたが、原発20km圏内の南相馬市小高区も視察してきました。
この地区の出入りは許されましたが、まだ寝泊まりは許可されていません。
誰もいない街…。
でも、家の前にはクリスマスイルミネーションを飾るお宅、
「必ず小高で復活します!!!」と看板を掲げるお店もありました。
南相馬市 小高駅前 南相馬市小高区にて

詳しくはPDFにまとめましたので、ご覧ください。
東北支援130301.pdf
 

■第6回目訪問予定。

この春、3〜5月、また竹下力(伝道師)と竹下静(ゴスペル歌手)の夫婦で、各教会へ訪問、奉仕をしてまいります。
ぜひ、引き続き、ご支援、お祈りをお願いします。

竹下静&Migiwa 東北コンサート3 月1〜3 日 
 仮説住宅(東松島市・仙台市) コンサート。
 今回は、Migiwaさんの支援コンサート活動に、竹下静がジョイント。
また、シーサイドバイブルチャペル(仙台市)に、皆様から集められた義捐金もお届けしてきました。
 

4 月20〜21日 単立・原町聖書教会(南相馬市)

5 月 3〜6 日 キリスト教会「石巻祈りの家」(石巻市)等訪問予定
(5月 5日 兄弟団・石巻キリスト教会(石巻市) 礼拝・コンサート奉仕)

※兄弟団の石巻教会は、単立ではありませんが、信徒の方数名で集っていらっしゃり、
 牧師先生も他県の教会との兼牧で行なっているため、今回、助っ人的に訪問、奉仕
 させていただくことになりました。

■聖望キリスト教会では、被災地にあって、地域に根ざした支援を行う単立教会や個人を中心に復興支援を行ないます。

・経済的援助 ・現地訪問と現地レポート(顔の見える支援・交流) ・教会活動のお手伝い(救援奉仕、説教、音楽コンサート)
細くても長く、長期にわたる心の支援が必要です。趣旨に賛同してくださる方は、義捐金にご協力いただけましたら幸いです。
〒272-0034 市川市市川3-37-11 聖望キリスト教会 東北支援係 (教会TEL.047-321-3343 大竹方)


 郵便振替 00160-7-462934 「ホーリーホーププロジェクト」 (担当:竹下 TEL&FAX 047-322-2209)
 (通信欄に「東北支援」と明記してください。現地へ応援の一言もご記入いただければ、合わせてお届けいたします。)

ラベル:単立教会
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2012年04月23日

第4回東北支援巡回予定

顔と顔が見える支援を…!
竹下 力・静のコンビで、以下の通り第4回目になる東北訪問予定です。
仕事の関係で、暦通りの休みを使い、東北を行き来することになります。
ぜひ、お祈りください。

■4/28〜29南相馬市 原町聖書教会 (石黒 實師)

原発から22Kmのところに建つ小さな家庭的な教会。 
地震・津波に加え、原発事故の被害を受けている南相馬は、元々の人口が7万人のところ、現在でも3万人余りしか戻っておらず、経済状況は一変しました。近隣の方々、また教会の皆様にも、イエス・キリストにある希望をお届けしてまいります。

 4/28 19:30 竹下 静チャペルコンサート
 4/29 午前  礼拝奉仕。竹下 力(メッセージ)/静(特別賛美)のコンビで


■5/4 仙台市 シーサイドバイブルチャペル (内藤智裕師)

 津波で会堂が全壊したシーサイド・バイブル・チャペル。元・喫茶店「しゃんて」で教会活動を継続しています。
今回は、チャペルが移動カフェを提供している仮設住宅2箇所でコンサートを予定。各地域から集まった仮設住宅では、横の繋がりが希薄のところも多いとのこと。こうしたカフェやイベントが、コミュニケーションの場として一役買っているようです。

竹下 静 カフェ・コンサート「今、歩き出そう」
 5/4 午前11:00〜12:00 仙台港背後地六号公園仮設住宅集会室
       午後 3:30〜 4:30 扇町一丁目公園仮設住宅集会室


■5/6宮城県柴田郡 保守バプテスト同盟・船岡聖書バプテスト教会

 単立ではありませんが、4月より無牧となったため、礼拝メッセージと奏楽・特別賛美にて教会支援して参ります。


■5/13 石巻祈りの家 (家の教会 代表阿部 一兄) 礼拝奉仕

震災当初より、地域の支援活動に力を注いでいる家の教会。「よき隣り人」を目指して、その細やかな支援ぶりは、毎回、頭がさがるような思いです。
現在、13日の礼拝奉仕の予定のみ決定しておりますが、前回同様、また被災地か教会でのコンサートもできればと思っています。


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■聖望キリスト教会では、被災地にあって、地域に根ざした支援を行う単立教会や個人を中心に復興支援を行ないます。
・経済的援助 ・現地訪問と現地レポート(顔の見える支援・交流) ・教会活動のお手伝い(救援奉仕、説教、音楽コンサート)


細くても長く、長期にわたる心の支援が必要です。趣旨に賛同してくださる方は、義捐金にご協力いただけましたら幸いです。


〒272-0034 市川市市川3-37-11 聖望キリスト教会 東北支援係 (教会TEL.047-321-3343 大竹方)


 郵便振替 00160-7-462934 「ホーリーホーププロジェクト」 (担当:竹下 TEL&FAX 047-322-2209)
 (通信欄に「東北支援」と明記してください。現地へ応援の一言もご記入いただければ、合わせてお届けいたします。)

 
ラベル:東北支援
posted by seibou at 15:45| 東北支援 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月08日

【東北支援】「原発はいらない」ぜひ意思表示を

12/3、4、竹下 力と静で、南相馬の原町聖書教会へコンサートと、
アドベント賛美礼拝で説教&賛美の奉仕に行ってきました。

南相馬の地は、放射線物質による影響で、人口は半分以下、復興も儘なりません。
ですが、その地でも懸命に生活されている皆さんの姿が、印象的でした。

原町聖書教会 (南相馬・原町聖書教会にて)

先日、福島県知事が原発全廃を復興計画にいれることを表明しましたが、
原発事故を防ぐには、津波の防護壁や電源車を作ることでも、
国や電力会社を非難することでもなく、国民一人一人が関心を持って、
しっかりと「原発はいらない」と意思表示をしていくことだと思います。

東京都と大阪市では国民投票を求める署名運動も始まっています。

http://www.chikyumura.org/earthquake/2011/post-115.html

原発について、下にまとめてみたので、ぜひ一読してみてください。

■原発について、知ってもらいたいこと…

これまで原発は誰しもが危険性を感じながらも、「安全」「安価」「クリーン」なエネルギーか
のように謳われ、なんとなく見過ごしてきたと思います。
私自身もその一人です。ですので、私自身にも責任の一旦があると思っています。

しかし、地震大国日本に原発を作ること自体が、そもそも危険な行為なんですよね。
少なくとも福島第一の1号機は、津波による電源喪失の前に、最初の地震の衝撃で、
圧力容器への損傷が発生したのは確かです。
2号機、3号機も、フル稼働中に地震発生により急停止、冷却水を失った状態で、
さらに津波で非常用電源を失い、急激に温度上昇、炉心融解(メルトダウン)、
水素爆発を引き起こしていきました。

水素はメルトダウンによって発生するそうですが、当時発表はされなかったと
思います(その可能性を指摘した保安院の審議官は、即座に更迭されました)。

原発の発電量は30%と言われますが、この30%がなくても、30%足りなく
なるわけではなく、火力、水力の発電量だけで国内最大消費量は満たせる
計算なのです。
ここに地熱などの自然エネルギーを加えていけば、十分に賄えます。
ちなみに日本の原発は54基作られていますが、全発電能力の15%しか
使っていません(つまり、使わなくても電力は足りている状態でした)。

にもかかわらず、なぜ日本に原発が作られてきたのでしょう…。

これまで漠然と、水力、火力に変わる発電として、低コストで、環境を壊さない
原子力が使われてきたイメージがあったかと思います。
そのように、官民一丸となって啓蒙されてきたからです。

もちろん、このイメージは「フクシマ」で否定されました。
3月11日以後、ドイツ、スイス、イタリアをはじめ世界各国が次々と脱原発へと動き始めています。
にもかかわらず、日本はいまだに原発にこだわっているようです。

それは、なぜでしょう。。。

そもそも原子力は危険なものです。
だからこそ「安全」のために、保安院をはじめ19の機関が作られたわけです。

保安院だけでも、国の予算が年間376億円がつぎ込まれ、審議官の給与は
年間1600万円が支払われています。
また原子力安全委員会の委員には週1回、数時間の会合のために、
年間1650万円の給与が払われてきました。
もし自分が、これだけのお金がもらったら、正直、原発をやめられるでしょうか?

これら費用は経産省が出す原発のコストに含まれていません。
その他にも原発立地の地域への対策費が支出され、各種施設も建設されてきました。
ここにも多くの利権か絡んでいるはずです。

今回の震災や事故は「想定外」と言われていますが、地震による配管の欠損の可能性も、
電源喪失による危険性も、海外の原子力機関が指摘し、メーカーも認めていたものでした。
事前に警告があったにもかかわらず、原子力の「安全神話」を守らなくてはならない人
たちは、この「危険」を表沙汰にはできず、結果、事故も防げず、多くの放射性物質を巻き
続けているというわけです。

結果として、何より放射能汚染による汚染、周辺住民への被害、農林水産業に与えた
ダメージ、除染にかかる費用…。
お金の問題だけではなく、健康や生活の基盤が奪われてしまったわけです。

そもそも地震大国日本に、原発を作ることは自ら爆弾を抱えるようなものです。
原子力に頼らずとも、十分に電力はまかなえます。

原発のコストは、火力水力と比べて、決して安いものではありません。

原発も製造過程で多くのCO2を排出し、稼働すれば大量の熱を放出しています。
温暖化対策にもなりません。
まして、これだけ放射性物質を撒き散らしてしまった原発は、クリーンなエネルギーとは
言えないと思います。

それでも、日本に原発は必要でしょうか。。。。

震災後、浜岡を止め、「脱原発」を打ち出した管前総理は、急激に風当たりが強くなり、
辞任にまで追い込まれていきました。
もちろん、それだけが退陣の原因ではないかもしれませんが、「再生可能エネルギー
特別措置法案」は、最後の意地だったかもしれませんね。
野田総理になってから、原発視察に行った経産相が辞任に追い込まれて以後、
むしろ原発促進させようという構えになっています。

よろしければ、これらの話を分かち合ってください。
これは私たち国民一人一人の責任でもあると思うのです。

もし原発がいらないと思うのであれば、ぜひ皆さんなりの方法で「原発はいらない」と意思表明していただければと思います。


ラベル:東北支援 震災
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2011年08月01日

東北単立教会支援 第2回訪問レポート

7/16〜7/20 まで、竹下 力・静の二人で、第二回目となる東北・単立教会を巡回してまいりました。

前回5 月に比べれば、津波によって破壊された多くの瓦礫もだいぶ撤去されています。
しかし、屋内や田畑にはまだまだ多くの泥が被った状態であったり、一見、広大な田畑であったかのような場所が、実は家屋や施設が立ち並んでいた場所だったりと、現地の人たちにとって、多くのものが失われた状態であることには変わりがありません。
また、「庭先に遺体が流れ着いていた」とか、「家族がこの先のどこそこで見つかった」など、多くの悲しみや痛みが記憶となって刻み込まれていることを感じます。
そんな失望感に負けまいと、前向きに新たな生活や、地道な復興作業を行なっているのが現状です。

そんな中を通って、各地の教会に辿り着く時、妙にほっとするのです。
教会で、聖書から慰めや希望の言葉が語られ、交流が持てた時の安堵感は、おろかな話かもしれませんが、普段感じ得ないほどでした。
今回は原発から22km という避難地域ギリギリのところにある原町聖書教会にも行ってまいりましたが、たとえ、どんなに小さな教会であっても、そこに主の教会があることの存在意義を改めて深く実感させられる巡回訪問の旅となりました。

各教会の先生方、皆様も被災者です。私たちも続けて、多くの励まし、希望、祈りの言葉を贈り続けたいものです。


■シーサイドバイブルチャペル (内藤智裕師 仙台市宮城野区新田2-12-4)

シーサイドバイブルチャペル シーサイドバイブルチャペル

津波の直撃を受け、会堂が全壊したシーサイド・バイブル・チャペル。
今回も4 月末から始まった元喫茶店での礼拝に参加。礼拝中、竹下 静が5 曲ほど特別賛美のご奉仕もさせていただきました。
礼拝後は、お食事とともに、やはり喫茶店ということで、お土産として持参したドリップコーヒーを、皆さんでいただきました。

この日は全壊した教会近くの中野小学校の元校長先生(クリスチャン)も礼拝に参加。
わずか3 階建ての建物ながら、不思議と水がよけ約600 名が全員無事だったことを証されていました。

「荒野の十字架」が建てられている蒲生の元会堂の跡地の借金が、まだ残っているとのことでしたが、この元喫茶店は、2 階部分をサブベース基地として提供することを条件に支援団体「クラッシュジャパン」より1 年間分の家賃援助を受けることができたそうです。
当面、この喫茶店での教会活動になりますが、とてもいい雰囲気です。

若いメンバーも多く、主にある憩いの場として、大いに用いられていくことをお祈りください。

■石巻祈りの家 (家の教会 石巻市水明北3-13-28 阿部 一代表)

今回は、祈りの家の阿部さんや支援団体サマリタンズ・パース(ベンソン師)らが行なうボランティア活動に合流。
石巻市の南部に位置する新館地区は、およそ1 階部分が埋まるほどの津波が押し寄せた地域。
1 階部分は使い物にならず、「全壊」に指定されているほど。震災当初は道路からヘドロで埋まっていたそうですが、今もなお家屋の床下や、畑のヘドロの除去作業などを行なっておられます。
住民の方々も、夜は避難所で生活をしながら、日中、ヘドロを掻き出しながら建物を修復されている方もいらっしゃいました。

石巻新舘地区 石巻 サマリタンパースと 石巻 竹下静野外コンサート

今回は特別に竹下 静・野外コンサートを企画してくださり、木製の手作り物置を改造した特製ステージまで用意してくれていました。
炎天下の中でしたが、リハーサル準備中から、通りの方が「今日は何かやるのか」「あとで来なきゃ」などと声をかけてくるほどで、近隣の方々、スタッフを含め、約90 名の方々が集まり、30 分ほどのコンサートを実施。

確かに、被災地にあって楽しみも少ないのかもしれませんが、これは阿部さんやサマリタンズ・パースによる献身的な働きが認められての
ことと感じました。その後一緒に、カキ氷も楽しませていただきました。

石巻祈りの家では、こうした復旧作業のほかにも、今後、仮設住宅入居者への支援、ケアも考えていらっしゃいます。

■ 原町聖書教会 (石黒 實師 福島県南相馬市原町区 牛来字出口174-20)

今回、初訪問となる南相馬市の単立・原町聖書教会。

南相馬市も、やはり津波の被害を多く受けています。ところが原発の影響で、復旧作業も遅れてしまったそうです。
沿岸部に近づくと、もともと水田か畑だったかのような広大な土地が…。

DSC00272.jpg 南相馬 津波被害の跡

しかし、実際には、民家や施設などが建てられていた場所も多く、土地のおばあさんは「見たくない」とのこと。以前の南相馬を知らない私たちには、想像のつかない喪失感があることを知りました。

南相馬 津波で流された漁船 南相馬 津波で流された漁船 南相馬 津波で流された漁船

さらに海から離れた内陸部にまで津波の水は入り込んでおり、流された漁船が何艘も残されたままの場所もあります。船は車とも違い撤去にものすごい費用も掛かってしまうそうです。実際に田畑だった場所には、津波が運んだ海水の塩分のためか作物がない状態。

南相馬 原発20km地点 写真: 原発から20km地点

原町聖書教会は、そんな南相馬の原発から22km という避難地域ギリギリのところにある教会です。
石黒牧師は、ある教団から独立後、15 年間牧会してきましたが、今回の震災後もそのままこの地に残り、教会を守ってきました。

しかし、震災から1 か月頃までは、銀行、郵便局、スーパーなどのお店も開かず、40km 離れた相馬市までいかなければ、物資が入手できない状態に。5 月になってようやくスーパーが3〜4 件ほど開き、新聞も届くようになったそうです。
もともとウエディング・チャペル、調停委員などの仕事をしながら生計を立て、牧会していた石黒牧師。
震災の影響で今もチャペルの仕事はほとんどないとのこと。
一時は人口7 万人が1 万人程度まで減り、10 名前後の教会員もほとんどが避難していましたが、若いご夫妻のみ仕事の都合で仙台に移り住んだものの、そのほかの方々は一人一人と南相馬に戻ってこられるようになりました。

原町聖書教会 DSC00321.jpg

教会は、とても家庭的な雰囲気で、牧師先生ご夫妻を中心に「家の教会」に近いものを感じます。
まるで田舎の実家にでも帰ったときのよう。通称「ただいま」の教会です。初めて訪問させていただきながら、すぐに和んでしまいました。
ちょうどアシュラム(聖書デボーション会)の集いでいらした姉妹方もいらして、賛美、歓談の時を持たせていただきました。

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東北 単立教会支援Holy Hope Project(聖望キリスト教会)では、被災地域に根ざした単立教会を中心に復興支援を行なっております。

・経済的援助
・現地訪問と現地レポート(顔の見える支援・交流)
・教会活動のお手伝い(救援奉仕、説教、音楽コンサート)

細くても長く、長期にわたる心の支援が必要です。趣旨に賛同してくださる方は、義捐金にご協力いただけましたら幸いです。

〒272-0034
 市川市市川3-37-11 聖望キリスト教会 東北支援係
 (教会TEL.047-321-3343 大竹方)

 郵便振替 00160-7-462934 「ホーリーホーププロジェクト」 
  (担当:竹下 TEL&FAX 047-322-2209)

 通信欄に「東北支援」と明記してください。
 応援の一言や、ぜひ寄せ書きなどもいただければ、合わせてお届けいたします。
ラベル:単立教会
posted by seibou at 15:44| 東北支援 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月13日

東北・単立教会支援プロジェクト2回目訪問予定

7/16〜7/20にかけて、竹下伝道師夫妻で第2回目の東北教会の巡回訪問を行います。

7/16
 移動のみ

7/17 シーサイドバイブルチャペル(仙台市)…竹下静礼拝賛美奉仕


7/18
 石巻祈りの家(石巻市) …ボランティア作業参加/竹下静野外コンサート


7/19
 (保守バプテスト・北上聖書バプテスト教会…佐々木師訪問)


7/20
 原町聖書教会(南相馬市)…初訪問

聖望キリスト教会(市川家庭集会)の他にも、単立・シャローム福音教会(横浜市)、静岡その枝キリスト教会(静岡市)の皆様にも趣旨に賛同いただき、皆様からの義捐金と贈り物をお届けしてまいります。

今回は、前回視察訪問させていただいたシーサイドバイブルチャペル、石巻祈りの家の他、南相馬市で原発から22kmという避難地域ギリギリのところで教会を継続している単立・原町聖書教会(石黒師)も訪問させていただくことになっております。

ぜひ、お祈りください。


東北・単立教会支援趣旨&第1回訪問レポート
http://seibou.seesaa.net/article/200489162.html



東北単立教会支援
ラベル:キリスト教 教会
posted by seibou at 17:14| 東北支援 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月11日

東日本震災 単立教会支援プロジェクト

未曾有の大震災から約2ヶ月…。
特に津波にあった地域の被害は広範囲におよび、まだまだ建物の瓦礫や、車の残骸が散乱した状態です。

このような被害を受けて、大型の支援団体による強力な救援も必要です。
しかし、同時に、地域や個々に密着した細かなケアも求められてきます。

聖望キリスト教会(Holy Hope Project) では、被災地にあって、地域に根ざした支援を行う単立教会や個人を中心に復興支援を行ないます。
・経済的援助 ・現地訪問と現地レポート(顔の見える支援・交流) ・教会活動のお手伝い(救援奉仕、説教、音楽コンサート)など



趣旨に賛同してくださる方は、義捐金にご協力いただけましたら幸いです。現地への励ましの寄せ書きなども歓迎します。
他教会、団体で義捐金をお送りいただいた場合は、そのお名前も一緒に支援金をお届けさせていただきます(支援先は、適宜分配させていただきます)。
直撃を受けた地域は、本当に壊滅状態で、1回の援助よりも、細く長く、長期にわたる心の支援が必要です。
原則、現地へ赴き、直接手渡しして行く予定です。

〒272-0034 市川市市川3-37-11 聖望キリスト教会 東北支援係

郵便振替 00160-7-462934 「ホーリーホーププロジェクト」
       担当:竹下 TEL&FAX 047-322-2209
(通信欄に「東北支援」と明記してください。応援の一言もご記入いただければ、合わせてお届けいたします。)

◎「東日本大震災」への義援金(第1回)報告◎  4月17日(日)締めで計500,593円。支援先は検討中。

◎「市川家庭集会30周年」記念 ベアンテ・ボーマンコンサートでも義捐金呼びかけ◎
  ボーマンご夫妻を含め、120名が集い、義捐金も寄せられました。

◎4/30〜5/1 第1回 東北支援視察◎
 当教会伝道師 竹下力、静夫妻で、東北の単立教会へ視察・交流のため訪問。
 
 今回は、宮城県石巻市の「石巻祈りの家」と、仙台市宮城野区の「シーサイド・バイブル・チャペル」へ。
 どちらも津波による被災を受けた地域に根ざす単立教会。

■単立・石巻祈りの家 (家の教会 阿部一さん宅)

 石巻祈りの家 石巻市南部 石巻市市街地

石巻市は津波の被害が大きかった地域の一つ。
市街地の海側ほぼ半分は一面壊滅状態、そのほかの地域にも水が押し寄せ、床上、床下浸水を起こし、被害は広範囲に及んでいます。

幸い、床下浸水にとどまり、被害が少なくすんだ「石巻祈りの家」では、震災当初から地域の救援活動を開始。
「ただやればいいのではなく、コミュニケーションを通して相手の良き隣り人になることが大切。」と阿部さん。
個々の要望を聞きながら、地域で本当に必要としている人に、本当に必要なものが供給できるようにと、奮闘されています。

■単立・シーサイド バイブル チャペル (仙台市宮城野区)

荒野の十字架 仙台市宮城野区 シーサイドバイブルチャペル

仙台市宮城野区蒲生地区も、津波の直撃を受けた地域。
シーサイド・バイブル・チャペルは、5年前にこの蒲生地区へ。海から700mの場所にありました。
震災当日、内藤牧師は、津波が襲う直前まで会堂に。奥様が車で迎えに来て、間一髪、被害から免れました。
しばらく放心状態になったという内藤牧師。しかし、倒されていた十字架塔を再建。「希望の光になれば」と…。

4月末から、閉店した元喫茶店を借りることができ、礼拝が行なわれています(宮城野区新田2-12-4)。
「この震災によって、むしろ近隣の方々とは近くなった。この喫茶店の教会も、憩いの場になれば」。
近くには同じ蒲生地区の住民の避難所もあり、教会では炊き出しなどの救援活動も行なっています。

posted by seibou at 16:38| 東北支援 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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